2008年11月26日

映画評「天使の卵」

B000M2DMM4天使の卵 通常版 [DVD]
村山由佳 今井雅子
松竹ホームビデオ 2007-03-28

by G-Tools

安い

軽い

薄っぺらい


ヲタク近親憎悪の監督が作ったオナヌー映画を思い浮かべたヤツは帰った、帰った。ま、俺もWOWOWで放映すると聞いた時は、そっち思い浮かべたんだけどね。

死人テンコ盛りのラブ・ロマンスというケータイ小説みたいな作品。某板依頼スレを消化しつつのながら見でなかったら、絶対にラストまで見続けられなかっただろう。「河原で手編みのセーターに二人一緒に袖を通す」が出て来た時にはとめるかどうか真剣に悩んだ、いや、ホントに(苦笑)

てっきり原作はケータイ小説かと思ったが、出版は1994年。また、この作品の続編に当たり、ヒロインの妹が主役の「天使の梯子 Angel's Ladder 」テレビドラマ化され、この映画の劇場公開の翌日に放映されているとの事。視点の拡散という、どうにも邪魔にしか感じられなかった妹役の沢尻エリカのナレーションにも、この辺で説明が付きそうだ。「これ、細かい心理描写ぶった切ればケータイ小説みたいでイケるんじゃない?」あたりで企画が始まったか。だとすれば、ある意味、不幸な作品なのかもしれない。

ところで、ディティールでたいへんに感心した事が一つ。
主人公が美大生でヒロインを思いながらスケッチするシーンが有る。まず、スケッチブック全体に手で鉛筆の粉みたいなのを塗り込めていく。ある程度の濃淡が出来たら、ネリ消し(?)で一部を削り取っていくと、それが額、鼻、あごに。最後は、白と黒のペンシルで細部をという手順だった。

あれ、最初に大雑把に濃淡を作る時から、こうなんつーのか、書きたい映像が頭に浮かんでるのかな。まったく絵が書けない人間には面白かった。
posted by ナナシ=ロボ at 12:46| Comment(5) | TrackBack(0) | 浅学非才でございますが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ、絵(というかデッサンか?)てそういう風に描くんだ
素で知らんかった
Posted by 下手絵 at 2008年11月26日 17:41
村山由佳の小説は、皆そんな感じだと思っていい。
Posted by うと at 2008年11月26日 19:42
某バーでやたらと村山由佳の本(「天使の梯子」含)を読め読めと薦められた時期があってですね、渋々その場で手に取ってページをめくってみるんですけどね。

ほとんど受け付けなかったorz

ここ最近クロッキーを始めてみたので、練り消しの威力はわかる気が。試してみたいなぁ。<練り消しで削る
Posted by 暁 at 2008年11月26日 23:17
ちょっとずれるが、
金属板の表面をまず徹底的に傷だらけにしたのち
あらためてやすりで凸凹をつぶしていき
そのつぶし具合でインクのノリを変え、濃淡を表現する
という版画の技法もあるよ。

カッター片手に下地作りを隣でやられると
キーキーギコギコ、ほんまに発狂するですw


村山は…読む気おきねえ^^;

Posted by 怜 at 2008年11月27日 00:11
星々の舟はまだ読めたよ
Posted by hage at 2008年11月27日 20:50
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