2006年08月26日

ロシア小学校占拠事件の前後に見えるもの

「ロシア小学校占拠事件」というキーワードで、拙blogにお出でになる方がちらほらと居られて、今更どーしんたんだと思ったら、24時間TVの中で、こんなのが有るのかー

■広末涼子がロシア学校占拠事件の現場へ
 爆発・戦闘を生き延びた子供たちは今…(仮)
日本TV系列、8/27 17:35頃〜

2004年夏、世界を震撼させた、ある事件が起こった。2004年9月1日から3日にかけて、ロシアの南部に位置する北オセチア共和国ベスラン市のベスラン第一中等学校で、チェチェン共和国独立派を中心とする多国籍の武装集団によって、学校占拠事件がおきた。7歳から18歳の少年少女とその保護者、学校関係者を含めて1181人が人質となった。人質たちは体育館に集められ、気温が30度近くある中、飲まず食わずで死への恐怖に怯える時間を強いられた。52時間に及ぶ占拠の末、治安部隊が学校を制圧、事件は幕を閉じた。しかしその結果、死者330人以上、そのうちの約半数が幼い子どもたちという世界でも類を見ない悲惨で悲しい事件となった。

あれから2年。その地獄のような惨状の中から、生き抜いた子どもたちは今…。女優・広末涼子が、事件に巻き込まれた子どもたちに会いにロシアへ行く。広末が見た、凄惨なテロの後にも決して切れない、家族・友情の絆とは…?2年前の事件はまだ終わっていない。
銃撃を受け体も心も傷付いた子供たちを訪ね、広末は彼らの夢などに耳を傾ける。


んで、拙blogに来て貰っても、あんまし情報無くて申し訳無いだから、チェチェン情報を継続的に追い掛けてるblogを紹介しておこう。オラもお世話になってます。

バイナフ自由通信

┏┫; ̄皿 ̄┣┓<なんか、ここん所、人様のblogに頼りっぱなしだべな…

「続きを読む」は過去記事です。
 
 
小学校占拠事件は未だに死傷者数も確定されず、計画的突入だったのか偶発的突入だったのかも不明。しかも、現場取材をしていた、前々から反ロシア政府寄りの報道が目立つ記者が食中毒で「死に掛ける」と言ったメチャクチャな状況なので、事件自体の総括はもうちょっと先送り。俺はしつこく追いかけるど。

南オセチア情勢緊迫 ロとグルジアが非難応酬
グルジアからの分離とロシアへの編入を求める南オセチア自治州で今月(8月)中旬から、グルジア軍と自治州の部隊とが散発的な銃撃戦を展開、住民にも犠牲が出るなど情勢が緊迫している。ロシアとグルジアが首脳レベルで非難し合うなど、自治州を挟む両国の関係も悪化の一途をたどっている。
南オセチアの州都ツヒンバリ周辺に展開するグルジア軍と、「平和維持軍」として駐留するロシア軍が事実上支援する自治州部隊の間では7月から交戦が再燃。
グルジアで1月に「国土の再統合」を訴えるサーカシビリ大統領が当選して以来、双方の軍事的緊張が高まり、今月4日にはツヒンバリ近郊を視察したロシア下院議員の車列が銃撃された。

小学校占拠事件の起こった北オセチアはロシア領、一方、南オセチアはグルジア領。その南オセチアでも占拠事件前からきな臭い事になっていたと。
ほいでもってこんな感じ。
国際テロ組織アルカーイダの資金が、グルジア領内のチェチェン共和国との国境地帯にあるパンキシ渓谷を通じて独立派に渡り、イスラム過激派もこの渓谷経由で入ってくる。
ロシアは一昨年、同渓谷を「武装勢力の出撃拠点だ」として越境爆撃し、グルジアをはじめ国際社会の反発を買った。

ほいでもって小学校占拠事件の犠牲の大きさに「乗じて」プーチンはテロ拠点の専制攻撃を明言し始めた。小学校占拠事件が両オセチア地方の不安定化とロシアとグルジアの対立深刻化=チェチェンへの攻撃の低下を狙ったものなのかも知れないが、犠牲― 子供達の死ではなく、その死によって植え付けられただろうチェチェン勢力へのロシア国内世論と国際世論の反発 ―が大きすぎる。こんな事にもなってるし。

カフカス系市民襲撃、露で相次ぐ
モスクワ市の地下鉄駅付近で九日夜、巡回中の警官二人が男性を職務質問、「チェチェン系の姓」を持つロシアの英雄で宇宙飛行士のトルボエフ大佐だと知りながら殴るけるの暴行を加えた。二人の警官は「黒人(ロシア語でチョールヌイ、カフカス系の卑称)野郎はここ(ロシア)から出ていけ。仲間にも絞め殺してやると伝えておけ」とののしっていた。

ウラル地方のエカテリンブルク周辺では同夜、グルジアやアルメニアなど異なるカフカス系市民が経営する四つのレストランがほぼ同時刻に襲撃され、このうち三軒が全半焼。一人が死亡し、四人が重軽傷を負った。

チェチェン勢力指導部の戦略判断力は大幅に低下していると判断せざるを得ない。
今後、世論の黙認を受けてロシアからの攻撃は激烈さを増すだろう。そして、またチェチェン側からの無意味な自殺的攻撃が行われると。なんの事は無い、イスラエル対パレスチナと全く同じ構図。
ただしイスラエルは稀代の政治家シャロンが巨大な分離壁でパレスチナのテロを防ぎ、それによって国内の強硬派を抑え込む事でガザ地区からのイスラエルの撤退を実現し、和平の手掛かりを掴もうとしている。

だが、ロシアでの最大の強硬派はプーチン大統領自身だ。彼は和平を望むだろうか。

以下はロシア、グルジア関連で気になったニュースをメモ。
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グルジア:南オセチア自治州で交戦、4人負傷
ツヒンバリ近郊で10日深夜から11日朝にかけ銃砲撃が相次ぎ、州警察官3人と女性1人が負傷した。グルジア警察部隊とオセチア人部隊が交戦した。同自治州はグルジアからの分離を求める親ロシア派が実権を握り、ロシア軍の「平和維持部隊」が駐屯している。

グルジア兵6人死亡 南オセチア部隊と銃撃戦
南オセチア自治州の部隊と、グルジア軍部隊との間で19日未明、銃撃戦があり、グルジア兵6人が死亡、7人が負傷した。今年7月に双方の軍事的対立が再燃して以来、最大の死者数となった。
グルジア側は南オセチア部隊から激しい攻撃を受けたと非難。南オセチア側は、自治州の州都ツヒンバリ南方からグルジア軍が大砲や迫撃砲で攻撃してきたため応戦したと主張

疑惑深める「イスランブーリ旅団」 露旅客機同時テロで声明
「イスランブーリ旅団」は、一九八一年に起きたサダト・エジプト大統領(当時)暗殺事件の首謀者の一人で処刑されたハレド・イスランブーリの名を冠している。
イスランブーリは、エジプトのイスラム原理主義過激派「ジハード団」に属したが、ジハード団の流れは、八〇年代後半から九〇年代半ばまで同集団を指導したアイマン・ザワヒリ師がウサマ・ビンラーディン氏の副官となったことで、国際テロ組織アルカーイダに合流した。

2004-09-19 23:40:45
posted by ナナシ=ロボ at 18:04| Comment(2) | TrackBack(1) | ロシアと旧ソ連邦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何か新しいニュースがあったら、
こっぷらで立てて。(´∀`)エヘ
Posted by 富士南麓人 at 2006年08月27日 09:23
┏┫ ̄皿 ̄┣┛<ドモです
日本では報道されにくい海外ニュースをまとめて下さってるblogから元ネタ貰うのは時々してます。スレタイで、ちと叱らりた「猫最強」スレも元ネタはblogでした。
Posted by ナナシ=ロボ at 2006年08月29日 09:49
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まだ 続いてるロシア小学校占拠事件
Excerpt:  小学校の開放時に救急車が2台ぐらい、行方知れずになって、テレビのVTR等には映っている子供たち、何人かが行方不明になっている。 これは、メディア統制されていて、日本にはあまり聞こえてきてないが、その..
Weblog: dancer01jp's blog
Tracked: 2004-10-09 14:29