2009年11月20日

東アジアの100冊

東アジアの100冊:読書共同体を 編集者らが人文書選定、5カ国・地域で翻訳出版へ

東アジアに読書共同体を作ろうという民間の国際プロジェクトが動き出した。編集者らが組織する「東アジア出版人会議」(金彦鍋会長)が韓国・全州市での大会で発表した「東アジアの100冊」がその第一歩。日本、中国、韓国、台湾、香港の五つの国・地域の編集者らが人文書を選び、来春にはそれぞれの国・地域で解説書を出版、その先の翻訳へとつなげる。

ちょと面白かったので100冊リストを保管。日本側リストを除くと既読はおろか、名前を知ってるだけつーレベル含めても馮友蘭や胡縄はじめ四、五人。教養ないのー、俺(苦笑)

日本側のリストは微かにアカ臭い(ギャハw)けど、文句言いたくなるほどの偏向性は感じない。ただ「古典」と謳う割には戦後の著作に集中し過ぎなんじゃないかい。あと、オーエ入ってないのな(棒読)

┏┫ ̄皿 ̄┣┓<韓台中香のリストに関して、各地域ラブ♪の方のご評価お待ちしてます。
 
東アジアの100冊:全リスト

<日本>=全26点
●南北朝の動乱(佐藤進一著・中公文庫)
●講義録(丸山真男著・東大出版会)
●共同幻想論(吉本隆明著・河出書房新社)
●苦海浄土(石牟礼道子著・講談社)
●日本の古代国家(石母田正著・岩波書店)
●都市政策を考える(松下圭一著・岩波新書)
●世界の共同主観的存在構造(廣松渉著・講談社学術文庫)
●自動車の社会的費用(宇沢弘文著・岩波新書)
●文化と両義性(山口昌男著・岩波現代文庫)
●影の現象学(河合隼雄著・講談社学術文庫)
●狩猟と遊牧の世界(梅棹忠夫著・講談社学術文庫)
●無縁・公界・楽(網野善彦著・平凡社ライブラリー)
●古典の影(西郷信綱著・平凡社ライブラリー)
●万葉集抜書(佐竹昭広著・岩波現代文庫)
●戦時期日本の精神史(鶴見俊輔著・岩波現代文庫)
●精神史的考察(藤田省三著・平凡社ライブラリー)
●都市空間のなかの文学(前田愛著・筑摩学芸文庫)
●分裂病と人類(中井久夫著・東大出版会)
●意識と本質 精神的東洋を求めて(井筒俊彦著・岩波書店)
●字統(白川静著・平凡社)
●全体を見る眼と歴史家たち(二宮宏之著・平凡社ライブラリー)
●天皇の肖像(多木浩二著・岩波書店)
●自然の慈悲(伊谷純一郎著・平凡社)
●天皇の逝く国で(ノーマ・フィールド著・みすず書房)
●小さなものの諸形態 精神史覚え書(市村弘正著・筑摩書房)
●精神史(林達夫著・平凡社ライブラリー)

<中国>=全26点
●詩論(朱光潜著)
●中国建築史(梁思成著)
●中国法律と中国社会(瞿同祖著)
●中国哲学略史(馮友蘭著)
●中国文化要義(梁漱溟著)
●原儒(熊十力著)
●漢語史稿(王力著)
●魏晋玄学論稿(湯用※著)※は「丹」に「さんづくり」(「形」の右側)
●中国歴史概要(翦伯贊編)
●中国の伝統美学(李澤厚著)
●仏教と中国伝統文化(蘇淵雷著)
●簡明な中国歴史地図集(譚其驤著)
●近代中国社会の新陳代謝(陳旭麓著)
●古代を疑う時代を脱する(李学勤著)
●村落からみた文化と権力(王銘銘著)
●明清時代の士大夫研究(趙園著)
●寒柳堂集(陳寅恪著)
●談芸録(銭鍾書著)
●郷土中国(費孝通著)
●現代中国思想の興起(汪暉著)
●儀礼のなかの美術(巫鴻著)
●兵は詐を以て立つ 「孫子」を読む(李零著)
●アヘン戦争から五四運動まで(胡縄著)
●中国文学史新著(章培恒、駱玉明著)
●中国政治経済史論 1949−1976(胡鞍鋼著)
●東亜儒学九論(陳来著)

<台湾>=全15点
●政道と治道(牟宗三著)
●中国文化の展望(殷海光著)
●中国芸術の精神(徐復観著)
●日據下における台湾の政治社会運動史(葉栄鍾著)
●中国人の性格 総合学際的検討(李亦園、楊国枢編)
●中華民族の花果零落れを説く(唐君毅著)
●歴史と思想(余英時著)
●中国哲学の精神とその発展(方東美著)
●中国の青銅器時代(張光直著)
●思想と人物(林毓生著)
●万暦十五年(黄仁宇著)
●幽暗意識と民主伝統(張※著)※はさんずいに「景」に「頁」
●現代精神と儒家伝統(杜維明著)
●台湾歴史図説(周婉窈著)
●世紀にまたがる風采と文才 現代小説二十家(王徳威著)

<香港>=全7点
●中国歴代政治の得失(銭穆著)
●自由と人権(張佛泉著)
●香港と中西文化の交流(羅香林著)
●黄土と中国農業の起源(何炳棣著)
●中国現代小説史(夏志清著)
●中国の古代服飾の研究(沈従文著)
●新・中国文明起源の探求(蘇秉※著)※は王へんに「奇」

<韓国>=全26点
●白凡逸志(金九著)
●意味から見た韓国の歴史(咸錫憲著)
●韓国医学史(金斗鐘著)
●韓国科学史(全相運著)
●韓国音楽史(張師※著)※は「員」へんに「力」
●韓国近代文芸批評史研究(金允植著)
●韓国数学史 数学の窓から見た韓国人の思想と文化(金容雲・金容局著)
●知訥の禅思想(吉熙星著)
●韓国儒学思想論(尹絲淳著)
●韓国社会史研究 農業技術の発達と社会変動(李泰鎮著)
●ガリレアのイエス イエスの民衆運動(安炳茂著)
●韓国戦争の勃発と起源(朴明林著)
●韓国の労働運動と国家(崔章集著)
●風流徒と韓国の宗教思想(柳東植著)
●揺れる分断体制(白楽晴著)
●韓国史新論(李基白著)
●古画鑑賞の楽しさ(呉柱錫著)
●時間との競争 東アジア近現代史論集(閔斗基著)
●戦争と社会 私たちに韓国戦争は何だったのか(金東椿著)
●韓国文学史の論理と体系(林※澤著)※は「螢」の「虫」部分が「火」
●韓国美術の歴史(金元龍・安輝濬著)
●運化と近代(朴熙秉著)
●韓国人の神話(金烈圭著)
●韓国文学通史(趙東一著)
●眼と精神 韓国現代美術理論(金福栄著)
●風景と心(金禹昌著)
posted by ナナシ=ロボ at 00:45| Comment(4) | TrackBack(0) | "チャイナ"に生きる人々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大江健三郎入ってないのはすでに訳されてるからじゃないのかなあと思ってみます。中国で外国翻訳賞とってるし。

一番読んでみたいと思ったのが、
意味から見た韓国の歴史(咸錫憲著)
簡明な中国歴史地図集(譚其驤著)
でした。
簡明なというところに、世界史の中国で超混乱してた私は心惹かれますw

そして、こういうのを通じて、お互いをもっと知り合っていけたらなあって思います。
Posted by さや at 2009年11月20日 05:30
既読ゼロ、中台香は名前すら聞いたこと無いという
自分の無教養さを改めて知り、むしろ清々しいくらいで。
Posted by や。 at 2009年11月20日 12:18
>さや
あー、なるほどー<既に翻訳

>やっち
┗┫ ̄皿 ̄┣┛<ドヒーw
台湾分は期待してたんだけどなー(苦笑)
Posted by ナナシ=ロボ at 2009年11月20日 13:25
中国史とか好きな方なんで
・魏晋玄学論稿(湯用※著)
・簡明な中国歴史地図集
・兵は詐を以て立つ 「孫子」を読む(李零著)
・万暦十五年(黄仁宇著)
この辺は読んでみたいですねえ
向こうとこっちだと同じ史実でもとらえ方に差があるかもしれないと思うと
Posted by 茄子 at 2009年11月21日 01:50
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