2005年02月28日

memo:2005-2月(ロシア)

・グルジア警察署前で爆発、5人死亡(2/1)
・露、シリアと関係強化(2/3)
・キルギス大統領、選挙への外国勢力の影響を警戒(2/19)
・露空軍将校の政権非難決議、流出(2/20)
・露-イラン核燃料供給協定締結(2/28)

・チェチェン過激派、テロ続行を明言。一方、バサエフ死亡説(2/5)
・露国民7割がチェチェン武装勢力情報を「信用」(2/16)
・アルカイダ系?武装勢力を急襲(2/21)
・チェチェン首都近郊で戦闘、ロシア兵9人が死亡(2/22)

警察署前で爆発、5人死亡 グルジア中部、テロか
インタファクス通信によると、ゴリの警察署前で1日、止めてあった自動車が爆発、警察官3人と通行人の計5人が死亡した。車に爆弾が仕掛けられていたとみられ、警察当局はテロの可能性があるとみて調べている。事件の背景などは不明。

ゴリは首都トビリシの西約80キロに位置し、グルジアからの分離とロシアへの編入を主張する南オセチア自治州に近い。

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露、シリアと関係強化 米に対抗、旧ソ連影響圏接近
プーチン大統領は、(中略)一月三十一日、モスクワで(中略)のアッバス議長と会談。(中略)「双方の関係に新時代をもたらす」と称賛し、ロシアが中東和平とパレスチナ国家建設を支持し、それに関与する姿勢を強く打ち出した。

同議長は、二月上旬にもイスラエル(中略)と初の首脳会談を予定しており、会談を前に親パレスチナの姿勢を示すロシアを訪問。プーチン大統領の支持を取り付け、イスラエルやその背後に立つ米国を政治的に牽制する狙いがあったものとみられる。

一月二十四日から四日間、シリアのアサド大統領が(中略)初めて訪露。プーチン大統領は(中略)「シリアはロシアにとって特別な国だ」と言明し、両首脳は、友好と軍事技術分野を含む協力のさらなる拡大をうたった共同宣言に調印した。
ロシア側は今回、ソ連時代から積み残した兵器購入代などシリアの対露債務、百三十四億ドルの73%の返済を免除した。残金についても、現金で返済されるのはその半分で、しかも、十年間という長期にわたる返済期間が設けられた。

ロシア側が債務返済問題で大きく譲歩した背景には、ソ連時代の不良債権処理という経済的事情に加え、旧友好国、イラクで米国の影響力が拡大する中、「中東における最も重要な同盟国」(親プーチン政権のテレビ局、第1チャンネル)のシリアにロシアの中東での拠点を確保する狙いがあったものとみられる。

米国は、シリアが(中略)テロ支援を黙認しているとして警鐘を鳴らしたほか、アサド大統領の訪露直前に、テロに使われる危険性のあるロシア製携帯型ミサイル「イグラ」の輸出交渉が行われているなどと、ロシアにも警告を発していた。

シリア、ロシアとも、同「容疑」を否定はしたが、米国から圧力をかけられる国家とも連携を深め、活路を見いだそうとするロシアの外交姿勢が浮き彫りになっている。

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キルギス大統領、外国の政治勢力がキルギスの安定破壊を企むことに警告

アカエフ大統領は、18日首都ビシケクでメディアに向かって、「現在外国の政治勢力が、キルギスで議会選挙を行われることに際し、キルギスの正常な秩序と政治の安定を破壊することを企んでいる」
「キルギス国民は、国の安定を望むもので、如何なる形の政治面の不安定にも反対する。議会選挙の期間中、キルギスの反対派が外国の政治勢力に利用されることは、とても危険なことだ」

キルギスの議会選挙は、今月の27日行われる予定です。

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露将校「軍を崩壊」と政権非難決議、メディアに流れる
政権に批判的なニュース・サイト「grani・ru」によると、問題の決議は今月初旬、陸軍航空隊パイロットたちの飛行技術維持・向上を担当する第344訓練センターに所属する将校の集会で採択された。同サイト編集部が入手した決議文コピーには、代表として空軍少将の署名が記載されている、という。

陸軍航空隊は3年前、空軍の指揮下に入ったが、決議は、新しい航空機の同航空隊への配備が遅れ、「2―3年後には乗る機体がなくなる」と指摘。パイロットの飛行技術維持に死活的な意味を持つ滞空時間が、燃料・部品欠乏などにより「近年、3分の1にまで減った」と危機的状況を訴えている。

また、生活苦のために退職するパイロットや技術者らが増えている、とも述べ、「立法・行政府は意図的に自国の軍を崩壊させる作業を進めている」と糾弾。現状では、対テロ作戦の任務を含め、「上級司令部の命令を完全に遂行することは不可能だ」と不服従の構えさえちらつかせている、という。

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核燃料供給 露・イランが協定調印 核開発疑惑「危険な協力」加速
テヘランからの報道によると、イランを訪問中のロシアのルミャンツェフ原子力エネルギー庁長官と、イランのアガザデ原子力庁長官は二十七日、ブシェール原発で同協定に調印。ルミャンツェフ長官はイタル・タス通信に、「ブシェール原発への核燃料供給のスケジュールや方法などを規定した秘密の議定書に調印した」と述べた。

そのうえで、両国の原子力協力が「いかなる国際条約や国際法にも違反していない」と強調し、イランの核開発疑惑についても「(イランが核開発を継続しているという)仮定で物事を判断はしない」と言明。核開発疑惑の問題は、外交交渉で解決されるべきだとの姿勢を示した。

ブシェール原発の一号炉(最大出力、一千メガワット)はほぼ完成。ロシアは協定の調印で、一−二カ月後にも核燃料をイラン側に供給して年内にも試験稼働を開始し、来年にはフル稼働に入るものとみられる。ロシア側は、ブシェール原発二号炉の建設も提案、約千人の技師を送り込む姿勢を示しており、原子力分野での協力を継続する意向

同原発の使用済み核燃料は核開発に転用が可能なため、米国は神経をとがらせており、先のスロバキアでの米露首脳会談でも、両首脳がイランの核開発を認めないことを確認した。ルミャンツェフ長官はこれを受け、「米国側もロシアとイランの協力が国際基準を満たしていることを認めている。矛盾はない」と述べた。

《核疑惑をめぐるイランとロシアの動き》
 95年1月 ロシア、ブシェール原発1号炉の建設を受注
 02年1月 ブッシュ米大統領、一般教書演説でイランなどを「悪の枢軸」と非難
    7月 ロシア、2012年までに計6基の原子炉供与など、対イラン協力を大幅に拡大する計画策定
 03年2月 イランがウラン濃縮工場の建設着手とウラン加工開始の意図を表明
    6月 国際原子力機関(IAEA)、テヘラン近郊など2工場で核兵器への転用可能な高濃縮ウラン検出
   12月 イラン、抜き打ち査察を可能とするIAEA追加議定書に署名
 04年9月 IAEA、ウラン濃縮の即時停止と疑惑解明に全面協力を迫る「最後通告」を採択

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<チェチェン>英TV局が武装勢力の会見放映 露政府反発
「チャンネル4」は3日、録画インタビューを放映した。ロシア外務省は声明で、英政府に放映を中止させるよう求めていた。

バサエフ司令官は北オセチア学校占拠事件に関連して「我々は同様の作戦を将来も計画している」と言明した。事件後に同司令官が犯行声明を出している。
「ロシア市民はこの戦争の共犯者だ」一般市民もテロ攻撃の対象になると警告した。

ビデオは先月撮影され、中東にいるジャーナリストに渡されたという。撮影場所は分かっていない。

インタファクス通信は3日、グルジアからの独立を目指すアブハジア自治共和国の保安局長官の話として、同司令官が既にチェチェンで死亡したとの情報があると報じた。死亡説はアブハジアの同司令官の親族の一部に流れているという。同通信はアブハジアの別の当局者の話として、1月後半に死亡したかもしれないと伝えているが、真偽は明らかでない。

チェチェン戦況、露国民7割が武装勢力情報を「信用」
チェチェン戦線で、国防・内務両省や公安警察FSBの混成兵力を指揮する連邦側「地域作戦司令部」のイリヤ・シャバルキン報道官は14日、連邦側部隊が同日未明に15人規模の武装勢力部隊を攻撃して敗退させた、との戦果を発表。これに対し、武装勢力側は自らのサイトを通じ、そのような戦闘はなかった、と全面否定した。

そこで、エコー・モスクワが同日の生放送中、「どちらを信頼するか」と聴取者に問う調査を行ったところ、同局に電話で回答した3300人余のうち69%が武装勢力側の発表を信頼する、と答えた。

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露当局、潜伏武装勢力を急襲…アル・カーイダ幹部か

タス通信などによると、ロシア公安警察「連邦保安局」(FSB)は21日、露南部、イングーシ共和国の村の民家に、イスラム武装勢力メンバーが潜伏していることがわかり、今月16日急襲作戦を行ったと発表した。同作戦で、国際テロ組織「アル・カーイダ」のアブ・ジェイトという幹部が、他の要員2人とともに、死亡したという。

FSBによると、アブ・ジェイトはクウェート出身で、アフガニスタンでテロ訓練を受けた。露国外での活動歴は不明だが、イングーシでは、アル・カーイダのネットワークを通じて国外から送られてくるテロ資金を、同地に潜伏するチェチェン武装勢力に分配する役目を果たしてきた。

同勢力による、昨年6月のイングーシ内務省襲撃に参加したほか、同9月の北オセチヤ共和国での学校占拠事件を首謀した1人とも見られている。

チェチェンゲリラを強引にアルカイダ系と呼んでいるのではあるまいな。
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チェチェン首都近郊で戦闘、ロシア兵9人が死亡

インターファクス通信が22日伝えたところによると、ロシア南部チェチェン共和国の首都グローズヌイ近郊で、ロシア兵9人がイスラム武装勢力との戦闘で死亡した。

戦闘が起きたのは21日で、武装勢力側は工場に立てこもった露軍斥候部隊をロケット砲などで攻撃。死んだロシア兵たちは、攻撃で崩落した屋根の下敷きになった、という。

posted by ナナシ=ロボ at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ロシアと旧ソ連邦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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