2005年03月07日

国連PKO部隊の武力行使基準

平和維持活動部隊のコンゴ民兵殺害、「任務の範囲内」
congo

コンゴで、国連PKO部隊が、攻撃してきた民兵約50人を殺害した事件で、国連当局は2日、PKOの「任務の範囲内」(報道官)という認識を示した。同日の安全保障理事会非公式協議でも、PKO部隊の反撃を支持する意見が大勢を占めたという。PKO部隊が一度に50人を殺害するのは異例の事態だが、これを追認する空気はPKOが武力を行使する基準の変化をうかがわせる。

国連当局が安保理に説明したところによると、ネパール、パキスタンなどのPKO部隊約240人が民兵の武装解除のため装甲車で移動中、突然攻撃を受けた。このため攻撃用ヘリ3機も動員して反撃し、少なくとも民兵50人以上を殺害した。PKO部隊側は数人がけがをした。

やっと気が付いたか、馬鹿どもが…と言うのは、ちょっと酷かな。
コンゴでは、先月の25日にもMONUC(国連コンゴ監視団)がFNI(愛国統一戦線)民兵に襲われて、この時はMONUC側がほぼ一方的にボコられてバングラディシュのへーたいさんが9人死んだんで、現場としてはちょっとヒステリックになってたって面も有るだろーし。今回の戦闘では、FNI側が「国連はヘリで村を攻撃した、民間人が多数死んだぞ、ゴルァッ!」とフカしてるらしいんで、装甲車襲撃現場から逃げた民兵をヘリで基地まで追っ掛けたりしたんだべ(苦笑)。

まあ、本気で他人の喧嘩を止めようと思ったら、自分も傷付いたり、手を汚したりするのを覚悟せんといかんつー事ですわな。
世界も。もちろん日本も。

ついでなんで、ネチネチと集めてきたコンゴの「イツリ紛争」の記事を一度まとめておこう。「ルワンダ・コンゴ国境での緊張(2004-12-21)」の続き
ここから以降は、俺用メモの見出し。

・MONUC襲撃され9人死亡(2/25)
・MONUC襲撃でFNI指導者拘束(3/1)
・MONUC襲撃に反撃、NIF50人以上死亡(3/1)

国連コンゴ監視団に攻撃、バングラデシュ兵9人死亡
展開中の国連コンゴ監視団(MONUC)の平和維持部隊が25日、同国北東部イツリ地区をパトロール中に何者かの攻撃を受けた。この襲撃でバングラデシュ兵9人が死亡した。

同地区では、武装勢力が住民を狙った略奪や殺人などの事件が多く、1999年以降、住民5万人が死亡したとされる。最近は武装グループ間の抗争が悪化し、襲撃された部隊は、あるグループの支配地域を警備中だったという。

天然資源が豊富な同国では、ダイヤモンド鉱山の利権などをめぐり、内戦が続き、アンゴラやナミビアなど周辺国の介入を招いた。99年に停戦協定が調印された後も戦闘が続いたため、国連が監視活動を始めた。現在、英露中など約50か国の約1万6000人が活動しており、イツリ地区にはバングラデシュのほか、ネパールやモロッコなどの部隊4800人が展開していた。

コンゴ当局、国連部隊9人殺害で武装組織指導者を拘束
北東部イツリで、2月25日に国連コンゴ監視団(MONUC)の平和維持部隊として展開中のバングラデシュ兵9人が殺害された事件で、同国政府報道官は1日、ロイター通信に、イツリ周辺を根城にする武装組織「愛国統一戦線」(FNI)の指導者を事件に関与した疑いで拘束したことを明らかにした。

別の幹部2人も尋問しているという。バングラデシュ兵は、FNI支配地域で襲撃された。

コンゴで国連部隊と武装組織が交戦、50―60人死亡
北東部イツリブニアから30キロの地点で1日、国連平和維持部隊として展開中のパキスタン軍部隊と現地武装組織「愛国統一戦線」(FNI)が交戦し、少なくともFNI側の50―60人が死亡した。

国連関係筋が2日明らかにしたところによると、ヘリコプターからの攻撃も行われたことから、死者の数は増える可能性があるという。

平和維持活動部隊のコンゴ民兵殺害、「任務の範囲内」
事件は北東部イトゥリ地方で、1日朝に起きた。国連当局が安保理に説明したところによると、ネパール、パキスタンなどのPKO部隊約240人が民兵の武装解除のため装甲車で移動中、突然攻撃を受けた。このため攻撃用ヘリ3機も動員して反撃し、少なくとも民兵50人以上を殺害した。PKO部隊側は数人がけがをした。

2日の国連本部定例記者会見では「このPKOに付与された権限が変わったのか」といった質問が相次いだ。報道官は「権限に変わりはない。地域を平静に戻すための断固とした取り組みの一環である」。コンゴのPKOは武力行使も認めた国連憲章7章に基づく安保理決議で設立されている。

国連PKOの武力行使を巡っては、ソマリアで93年にパキスタン兵24人が殺害されたり、ルワンダで94年に80万〜100万人の大虐殺を看過したりした事例への反省から、基準を緩和する方向に動いている。こうした変化を受けて今回、国連当局、安保理とも「問題なし」という判断を示した。

posted by ナナシ=ロボ at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | アフリカ・忘れられた場所で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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