2008年02月05日

東京新聞、ダルフール難民キャンプ取材

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モアタセン君(6つ)は両親との三人暮らし。何になりたいと聞かれ「外国人になりたい。スーダン人は嫌だ」と答えた。



そういうこってす。そういう事なんです。

PS.
外国マスコミのダルフール難民キャンプの直接取材は、大変に珍しいので全文保管。東京新聞は、思想的に俺とは対極に有るし、「アベする」を巡る社説の顛末は見苦しい事この上なかったが、今回の取材は本当に良くやったと言いたい。無事のご帰国を。


 
 
【ダルフール(スーダン西部)=浜口武司】五年間も紛争が続くスーダン西部ダルフールの避難民キャンプに三日、記者は入った。国連とアフリカ連合(AU)の合同部隊(UNAMID)の展開が始まって一カ月。同地域の大半は平穏にみえるが、一部で政府軍によるとみられる空爆が報告され、キャンプ内でも強盗や女性への暴行が相次ぎ治安改善の兆しは見えない。進まない和平に人心は荒廃し切っていた。

 記者は、北ダルフール州の州都エル・ファーシェル郊外のザムザム、アブ・ショウク両避難民キャンプを訪れた。

 治安の悪いザムザム避難民キャンプへはUNAMID警察部隊のパトロールに同行した。キャンプ手前でスーダン治安部隊が検問。一歩、キャンプに入ると反政府側の武装グループが治安を担当している。丸腰のUNAMIDに実際の警察力はほとんどない。ボシロング部隊長(50)は「信頼関係を築くのが目的」と明かした。

 キャンプ内は低い土壁とカヤで区画され、子どもたちが非政府組織(NGO)の設けた学校に通う。ほとんどの子ははだしで服はボロボロだ。

 貧しいながら安定しているようにみえるが長老のアリ・イスハックさん(52)は「昼はまだいい。夜は警察もいない。安全がない」と訴える。キャンプの外にまきを拾いに行った女性が暴漢に襲われることも度々という。

 新たに流入してくる避難民は食料も毛布も持たず、住民から盗もうとするケースが多発し、いさかいが絶えない。

 ハッサン君(9つ)は十代半ばの兄と妹の三人暮らし。学校から帰れば、食事を作り、勉強をして寝るだけ。遊びに行くこともできない。父はハルツームの病院に入院している。「村に帰りたい。父も戻ってきて一緒に暮らせる」と願っている。モアタセン君(6つ)は両親との三人暮らし。何になりたいと聞かれ「外国人になりたい。スーダン人は嫌だ」と答えた。

<ダルフール紛争> スーダン西部ダルフール地方で、2003年に始まったアラブ系民兵組織とアフリカ系反政府勢力の紛争。政府の支援を受けたアラブ系民兵組織がアフリカ系住民を迫害、虐殺し史上最悪の人道危機の一つに発展した。一昨年5月に和平合意したが和平プロセスは進んでいない。昨年末から国連とアフリカ連合(AU)の混成部隊が現地展開を始めている。
posted by ナナシ=ロボ at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | スーダンを見つめて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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