2020年05月30日

「検事総長が辞めていれば」…泥沼にはまった官邸、政府高官恨み節 - 熟読売・政治面から


「菅さんが『やった方がいい』と言っている。仕方がない」
今月中旬、検察庁法改正案への著名人らの抗議ツイートが急速に拡散する中、安倍首相は菅官房長官の名前を挙げ、周囲にぼやいた。


検察幹部の定年を延長する「特例規定」とともに、改正案が批判を浴びた一因が黒川弘務・東京高検検事長(当時)との関係だ。政府は1月末、黒川氏の定年を半年間延長した。

法務省で官房長、次官を務めた黒川氏を高く評価していたのが、菅氏や警察庁出身の杉田和博官房副長官、北村滋国家安全保障局長(前内閣情報官)だ。首相官邸は黒川氏の定年(2月7日)の前に稲田伸夫・検事総長が辞任し、黒川氏が後任に就くシナリオを描いていた。だが、稲田氏が辞任を拒んだため、官邸は法解釈変更で異例の定年延長に踏み切り、泥沼にはまっていく。この間、首相が指導力を発揮することはなかった。

「稲田氏がすんなり辞めてくれていれば、こんなことにならなかった」。政府高官の恨み節だ。

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「検察長官会同」に出席した林真琴・名古屋高検検事長(左)と黒川弘務・東京高検検事長(当時)=2月19日撮影
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posted by ナナシ=ロボ at 08:20| 国内政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月26日

熟読売・解説欄「スキャナー」が唱えた「検察官定年延長法案、見送りの"戦犯"=菅」

参考記事:毎日・解説欄「クローズアップ」が迷う「検察官定年延長法案、見送りの"戦犯"=菅」説
[スキャナー]強気から一転、検察庁法案見送り…批判の広がり見誤る
2020/05/19 09:12

拡大した世論の反発を受け、政府・与党は検察庁法改正案の今国会成立を見送った。新型コロナウイルス対策でも批判を招く場面が相次いでおり、安倍首相の求心力低下は避けられないとの見方が出ている。(政治部 米川丈士、藤原健作)
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毎日・解説欄「クローズアップ」が迷う「検察官定年延長法案、見送りの"戦犯"=菅」説

参考記事:熟読売・解説欄「スキャナー」が唱えた「検察官定年延長法案、見送りの"戦犯"=菅」
クローズアップ:検察庁法改正、今国会断念 怒りのツイート、政権直撃 世論の高まり見誤る
2020年5月19日 東京朝刊

安倍晋三首相が検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案の今国会成立を断念したのは、改正に反発する世論の高まりがあったことが大きい。首相は「恣意的な人事」となる可能性を否定し理解を求めたが、インターネットで広がった反対の声が検察OBにも広がったのは想定外で、世論を見誤り断念に追い込まれた。政権に大きな打撃となり、今後の政権運営にも影響を与えそうだ。
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検察庁法改正案の今国会成立が見送りとなり、記者の質問に答える安倍晋三首相=首相官邸で18日、竹内幹撮影
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posted by ナナシ=ロボ at 06:00| 国内政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月17日

検事長の「定年延長」が波紋…政府、苦肉の法解釈変更 - 熟読売「スキャナー」から


新聞4.jpg┃黒川氏、検事総長に道
黒川弘務・東京高検検事長(63)の「定年延長」が波紋を広げている。検察官の定年延長に前例はなく、政府が一定の独立性を求められる検察の人事に介入した可能性があるためだ。人事権を持つ政府は、法解釈の変更で乗り切りたい考えだが、法務・検察内部からは、検察の信頼が揺らぎかねないとの声が上がる。 (社会部 竹内駿平、政治部 伊賀幸太)

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posted by ナナシ=ロボ at 22:17| 国内政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月15日

第1回「混迷の時代<上>怒る麻生氏『意思決定の正当性が』『10万円』舞台裏」-朝日新聞「コロナの時代」から

2020年5月8日 5時00分

新聞1.jpg新型コロナウィルスの感染拡大で社会は大きく変わろうとしている。「緊急事態宣言」から1カ月。手探りの対応が続く舞台裏を追った3回シリーズ「混迷の1カ月」の初回。
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posted by ナナシ=ロボ at 05:00| COVID-19 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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