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首相の菅義偉が目標に掲げた、高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種の「7月末完了」の達成に向け、自民党も動き始めた。
2021年06月04日
<4>「打ち手に歯科医」立ちはだかった医師会、領域侵され拒否反応〜読売連載[政治の現場、ワクチン]より
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「自治体の『打ち手を確保してほしい』との声に、しっかり応えていきたい」
5月24日、東京・大手町。新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった大規模接種会場を視察後、首相の菅義偉は、こう力を込めた。
記者団との質疑応答で、心なしか興奮気味な菅の口から、ワクチン接種を担う新たな打ち手に「救急救命士」の名が挙がると、首相秘書官の一人はハッとした。事前に準備した原稿には、入っていなかったからだ。
2021年06月02日
<3>7月接種完了へ「早く打ってもらえるようにプッシュしろ」、官邸に総務相を呼び指示〜読売・連載[政治の現場、ワクチン]より
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首相の菅義偉が高齢者へのワクチン接種の「7月末」完了目標を掲げたことで、本格的に動き出したのが霞が関の官僚たちだ。なかでも地方自治を所管する総務省は、ワクチン接種を担う市区町村などのテコ入れに、総力を挙げて取り組まざるを得なくなった。
2021年06月01日
<2>「ダメだ。遅すぎる」声を荒らげた首相、ファイザーCEOに直談判〜読売・連載[政治の現場、ワクチン]から
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「おめでとうございます」
4月17日朝、米ワシントンの大統領賓客施設「ブレアハウス」。壁一面の窓から朝日が差し込む会議室に、首相の菅義偉の声が響いた。スピーカーフォン越しに語りかけた相手は、新型コロナウイルスワクチンの開発でリードする米製薬大手ファイザーの最高経営責任者(CEO)、アルバート・ブーラだった。