2008年10月09日

「イラク空輸」と空自HP

多くの皆様はがっつり忘れ去っておりますが、日本はイラク戦争に「派兵」してます。一つは、「インド洋給油」、より直接的なのは「イラク空輸」です。この「イラク空輸」、イタチの最後っ屁みたいな違憲判決を出されたりしながらも、今年の4月には任務運航700回も達成し、イラク戦争でそれなりの役割を担ってきました。

また、ご存知の方も多いと思うのですが、「イラク空輸」は年内一杯で終了します、主に国内的な理由で(苦笑)。俺なぞは、離着陸の度にフレア、バラまきながら豪快な操縦が要求されるような「あぶないこと」は、とっとと終わりにした方がエエと決め付けてますんで、撤収自体に特に問題は感じないんですけど。


iraq3_flair.jpg

一回の離着陸で、こんなに豪快に撒いては居ない筈



で、撤収が発表されたのが先月11日なんですが、今月10月に入って、航空自衛隊にあるコーナーが新設されました…

イラク復興支援派遣輸送航空隊


┏┫; ̄皿 ̄┣┓<撤収が決定してからwebページ開設って、なに考えてんだよ。ページ作成だってタダじゃねぇんだろうし…。前々から有ったこっちを最後まで使えば良かっただけじゃん。

posted by ナナシ=ロボ at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月18日

バクダッドの雪

日本でも久しぶりに寒い冬になっているが、中東も寒波が来ている。

今月11日、イラク・バクダッドで雪が降った。100年ぶりとの事で、未だ戦禍収まらぬ地では吉兆とも凶兆とも取られたと聞く。そして、雪は現実にも少しだけ、ほんの少しだけ影響を与えたようだ。Global Voices 日本語の「イラク:バグダッドの雪」に、こんな記述を見付けた。

その中でニュースキャスターは雪が深い効果をもたらしたと伝えている - 街全体が一緒になりこの光景を感じ入っていたかのように、午前中や昼過ぎまで暴力は報告されなかった。

雪積むや しづかにつつむ こころの喪 桂信子


PS.
もっとも中東の寒波はもっと直接的な影響をもたらしてもいるのだが。アフガニスタンでは、大雪で「確認されているだけで」27人が死亡している。原因が温暖化にしろなんにしろ、戦乱の地に雪が降るとはそういう事だ。そういう事なのだ。
posted by ナナシ=ロボ at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月22日

クルド危機

新聞を手に取り、テレビのチャンネルを回すと、この問題が報道されている。私は自分の国にこれほど多くの軍事戦略家やテロ専門家がいたとは知らなかった。今回のことで学んだが。

国家の最も重要な安全保障問題が、ワイドショーネタに読みかえられ、踏み潰され消費されているということ、そして皆がこの軍事作戦が実行された場合、またはされなかった場合に、政治的、あるいは他の手段によっていかに利益を得るかを今から勘定に入れていることが、本当に私を滅入らせる。

湾岸戦争やイラク戦争の時、あるいいは今、自衛艦インド洋給油に付いてのコラムと言っても信じる人が多そうだ。書き手は瀬戸内寂聴あたりか(笑)

これは、10/12にトルコの新聞Radikalに載ったコラムだ。もちろん英語でもおっつかっつな俺がトルコ語を解する筈もない。

東京外国語大学中東イスラーム研究教育プロジェクトが運営している「日本語で読む中東メディア」というwebページが有るのだ。


トルコで今年、大統領の任期満了に伴って一悶着あった。

「世俗主義」のセザル大統領の後釜にはエルドアン首相が成るものと思われていたが、政教分離派からは激しい反発があった。エルドアンは日に5回の礼拝を欠かさず、夫人は公務の時以外にはヘジャブをとらない。そしてその事を折に付けアピールしてきた。自分達は、よきイスラム教徒だと。エルドアン率いる与党AKPはイスラム主義を標榜する政党が前身だ。

ところが、AKPは、外相であったギュルを大統領に推した。現在、エルドアンはEU加盟を目指し、経済開放と自由化路線で改革を実行中であり、名誉職に近い大統領になるより、首相のままで改革を牽引する事を選んだのだ。

ギュルも「よきイスラム教徒」だ。
政教分離派は、ますます反発した。大統領と首相、二人ともイスラム主義になってしまうではないか。トルコの国是である政教分離はどうなる、と。大規模なデモも次々と起こった。

トルコの政教分離の擁護者を強く自認する軍も反応した。軍のwebページに参謀長名で短い文章が載ったのだ。

−新しい大統領が政教分離を堅持する事は言葉でなく、行動で示されるべきである。トルコ軍は世俗主義体制の護持者であり必要があれば軍としての立場と行動を明確に示す−

エルドアンは勝負に出た。総選挙を前倒しして、国民に信を問うた。AKPは優勢と伝えられた。

欧米のマスコミ、それをなぞり書きする日本のマスコミはこう書きたてた。「混迷するトルコ政局」「トルコはイスラム主義になるのか?」「トルコ軍、クーデターの可能性も」。根拠の無い事ではない。トルコ軍は1980年に政教分離を堅持するという理由でクーデターを起こしている。

だが、前記したページを見ていた俺には、そんな報道にどーにも違和感があった。笑われちゃってたのである、外国の報道が。

「なんか〜、あたしら、イスラムに突っ走るとか言われてて、チョーウケんだけど」
「エルドの政策、見てたら判んね?俺ら、あんたらと同じ事してんだけど?」
「軍、ウザくね?」
「金儲け上等。ま、俺らにアラー付いてっから、おたくらみたいに悪どくやれねぇけど。アッラー・アクバルでよろしくぅ」


案の定、何も起きなかった。
選挙は激しいながらも平和裏に執り行われ、軍は沈黙し、AKPが勝ち、ギュルは大統領になった。まあ、大統領就任式に恒例である筈の軍楽隊を出席させない程度の抵抗はしたが。ウハwwwトルコ軍、涙目www



今、そのトルコ世論が沸騰している。
隣国イラク北部で着々と力をつけて「しまった」クルド人の武装組織PKKがトルコ国内で連続テロを起こし、今年だけで80人以上のトルコ人が犠牲になっている。特に、9月に起こったバス襲撃が大きかった。民間人ばかり11人が死亡し、その中に12才の少女が居たのだ。子供の犠牲者は、常に人々の感情を大きく揺さぶる。

エルドアンは、今までのような国境を超えての「追撃」ではなく、正面切った越境軍事作戦の承認を議会に求め、認められた。

文頭に掲げた引用の中の「この軍事作戦」とは、これの事だ。
「日本語で読む中東メディア」で漏れ伝えられるコラムやニュースにも、総選挙時の様な余裕は感じられない。越境攻撃に賛成であれ、反対であれ、全員が、真剣に、必死に、自分の意見を伝えようとしている。戦争すらもワイドショーで「消費」されそうな事態を憂いている。
トルコは一枚岩ではない。
ありとあらゆる人々の思いが、言葉が、溢れ、「流通」している。そう。日本と同じ様に。

多様な意見の集約が、どうか最善の、いやせめて次善の結果を導きますように。恐らく俺と同じ「多様と民主主義」という価値観を持つトルコの人々がみんな、明日も明後日もその先も、好きな人とお腹いっぱいご飯を食べられますように。
そして、出来得るならば、クルドの人々も、また。


PS.
この記事のみ「親日」つーキーワード含むコメント禁止ぃっ!

トルコのスレ立てりゃあ、「親日」だ「エルトゥール」だ、移民関係のスレ立てりゃあ、「在日」だ。飽きもしねぇでどいつもこいつも同じ事書きやがって。歴史的経緯も社会的背景も経済状態も無視して、てめぇのチッポケな知識でレスしやがってっ。俺はレスが読みたくてスレ立ててんだよっ。ちったぁ調べてから書き込みやがれ、ググれ、ライブれ、MSNれっ。
┗┫# 怒 ┣┛<バ ガ ヤ゙ ロ゙ ー
posted by ナナシ=ロボ at 17:01| Comment(2) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月22日

米とイラン、イラク国内で工作活動と報道

イランが情報員の浸透図る イラクで、米誌報道

米ニューズ・ウイーク誌(電子版)は20日、米政府当局者の話として、イランによるイラクでのスパイ作戦に関する情報が最近特に増えていると指摘。イランが旧フセイン政権時代に支援していたイスラム教シーア派のイラク・イスラム革命最高評議会の民兵組織「バドル旅団」メンバーを情報員として潜入させるべく人選を進めていると述べた。

イランは情報員に対して、石油省、財務省、内務省など経済・治安関係のイラク省庁や地方警察などに潜入し、影響力のある地位に就くよう指示しているという。

米情報機関当局、イラク武装勢力と秘密交渉=タイム誌

米タイム誌は20日、米国防総省筋などの情報として、米情報機関当局者が、イラクでの停戦を目指しイスラム教スンニ派武装勢力と秘密交渉を行っている、と報じた。

米政権はイラクの武装勢力とは交渉しない方針で、正式に許可された対話は行っていないとしているが、米イラク両国の匿名関係筋は、
(中略)
米軍関係者が、旧フセイン政権メンバー、民族派の武装勢力代表とする人物らと秘密裏に会談を行った。
会談で米軍関係者は、他の武装勢力幹部の名前を聞き出そうとしたが、武装勢力幹部は、シーア派優勢のイラク政権がイランにコントロールされていることに不満を漏らした
という。

アルカイダ幹部のザルカウィ容疑者との関連がないイラク武装勢力の幹部は「旧フセイン政権残党で構成される民族派の一部は交渉に前向きになった」と述べた。
これらの民族派武装勢力は、公権を奪われたスンニ派の復権を目指しているという。

ホワイトハウスからは今のところ、タイム誌の報道についてコメントは得られていない。

タイムがペーパー、N.Wは電子版と、全く同日に情報が出て来たりする辺り、どこぞ(十中八九アメリカ)がリークしてるんだろーけどさ。

互いの工作員がゾロゾロ増えて勢力争い始めるとまた泥沼なんですが、スパイだのショッパイだの専門家がドタバタやってるだけで間に合うと一般国民は平和ですから、とっととそうなっちゃって下さい。
工作員天国と謳われた70年代の日本、バンザイ。
posted by ナナシ=ロボ at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月23日

memo:2005-1月(イラク)

・米、対シリア追加制裁検討(01/08)
・イラン、シリア、反政府勢力を支援?(01/09)
・夫投獄の妻、国防相暗殺図る=旧政権残党が女性テロリスト養成か(01/19)
・米特殊部隊、イランに潜入探索?(1/23)

続きを読む
posted by ナナシ=ロボ at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月27日

2004年11月01日

「イラク、日本人拉致殺害」から

「井の中の蛙会議中。」の「自業自得の風潮に感じる違和感」とそこにコメントを寄せられていた「人生思い通り!」の「真実はみえないもの」にTB。
出来れば上記の記事をお読みになった上で、以下をお読み下さい。

どーもー。
「なんとなく考え」たり「自分自身の想像力を働かせずに、流れている情報を鵜呑みにして判断してしまっている」かもしれないナナシですー。事件発生当初から「死ね、殺されろとまでは言わんが、二度と日本に戻って来させるな、あーゆーバカは」と断言してましたー(以上、棒読)。

さて、floglove嬢と夫の中の人さんに、ちと訊いてみたいのですが「多数決的にそのままのっかる」人達は、その「のっかる」意見を、なにをもって多数と判断してると思います?
直感?マスコミの論調?政府、或いはもっと大きな組織による情報操作(ナ!ナンダッテー!)?

なにやら、やたら意地の悪い訊き方になってしまっているのですが、それは俺の地だと言う事でご勘弁下さい(苦笑)。朝に本文を読んで色々考えたりしたのですが、どーも言葉にならないので質問させてもらったという次第です。実は俺もここ何年か、例えば最初に「棒読」した様な自分の意見が苛烈な非難を受けなくなった事に戸惑ったりしてるんですな。それは「違和感」ともちょっと違っているので、今まで「虐げられてきた右翼(ププッ)」が、あるていどとは言え自分の意見が認められる様になった故の「思想的高所恐怖症」と個人的には呼んでいるのですが(笑)。
posted by ナナシ=ロボ at 15:57| Comment(5) | TrackBack(5) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月28日

五輪男子サッカー・イラク惜敗

ここで誕生宣言したにわかイラクサポーターの応援むなしく本当に惜しくも負けてしまいました。

「祖国の『政治的事情』が頭から離れない」と記者会見で語ったイラク選手も居た様ですし、イタリアのベルルスコーニ首相は「イタリアがイラクから撤退しなければ、彼が処刑リストの先頭だ」とアルカイダに名指しされている政治家です。
また昨日、イラクでイタリア人ジャーナリストが殺害されたのを受け、イタリア選手は喪章を付け、観客席最前列には警備員がズラリと並ぶ、ちとヤバげな雰囲気で始まりましたが、試合自体は素晴らしいものでした。

昨年イタリア国内リーグ・セリエAを制したACミランの名選手ピルロ率いる若きアッズーリはやはり流石と言う感じ。試合開始9分でピルロ→ジェラルディーノのホットライン一発でゴールを決められましたが、その後、イラクはひたすらに攻め続け、何度もイタリアゴールを脅かしました。けど、ほんの僅かの運の無さとセリエA、ACローマの名ゴールキーパー、フェレッツォーリに阻まれてしまいました。つーかジェラルディーノ居るのにオーバーエージ枠でピルロやフェレッツォーリとか入れてんじゃねーよ反則だろ大人げ無ぇ事してまでメダル欲しいかボケナス。

心配されたイタリア・サポーター達も極めて友好的で、パノラマビジョンに自分が写ると大喜びしてた。いや、良いんですが(苦笑)。

ともあれ、お疲れ様でした。
06ドイツW杯アジア予選で、また。
続きを読む
posted by ナナシ=ロボ at 18:25| Comment(2) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月26日

サウジ/イラン敵視政策?

サウジ、融和策成果なし 過激派の投降わずか
21日までに呼び掛けに応じたのは4人。2人は国内で、別の2人はイランとシリアでそれぞれ投降した。しかし最重要容疑者として指名手配されている26人のうち、治安部隊との銃撃戦などで死亡した13人以外の大半の行方は分かっていない。

国際テロ組織アルカイダのサウジ国内の指導者に最近就いたとみられるサレハ・ウーフィ氏の妻と子供は20日拘束された。だが本人は仲介役のイスラム聖職者の説得にもかかわらず投降を拒否しているとされる。

「米スパイ法/サウジ王死刑免除提案/米軍再編」での予想通り。
------------------------------------------------------------------------------

多国籍軍駐留、20年は必要 イラク国防相と単独会見
イラク暫定政府のハジム・シャラン国防相は22日、「核兵器や生物・化学兵器を開発しようとしているイラン」がイラクの最大の脅威との認識を示し、これに対抗するためには多国籍軍の駐留が「20年かそれ以上」は必要になるとの見解を示した。

↓の記事と考え合わせると、露骨過ぎて屁も出ない。
米帝国イラク辺境自治領の皆さん、軍備は「帝国本土」に任せて、明日のご飯を好きな人とお腹いっぱい食べる事だけ考えて下さい。同じ辺境自治領の日本はここまで豊かになりましたよ。


消えぬ「中枢同時テロ関与」説 米国、イラン敵視が急速に拡大

「二期目はイラン政権の転覆を図る」などとした米政府高官の発言も報じられ、急激にイラン問題がクローズアップされてきているが、ホワイトハウスは推測情報が必要以上に拡大することにも警戒を強めている。
「イランを危険視するような発言が続き、イラク戦争に突入する前の初期段階に似ている」
(中略)
マクローリン米中央情報局(CIA)長官代行が(中略)「米中枢同時テロの実行犯十九人のうち八人前後が、テロ前にイランに入国していた」と述べたことを指している。
(中略)
十七日付の英紙タイムズは、十一月の大統領選でブッシュ大統領が再選された場合、米国が軍事行動でなく、イラン反体制派の支援を強化して、現政権の転覆を図る−との米政府高官の見方も報じている。

続きを読む
posted by ナナシ=ロボ at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月12日

テロと大統領選/イラク野球チーム/テロ、サウジヘ

アルカイダが大規模テロ計画=大統領選妨害狙い−米国土安保長官
テロ攻撃に備え米大統領選延期も検討・米誌報道
テロ攻撃が予想される場合に選挙を延期するための法的な根拠は何かについて、国土安全保障省が司法省に分析を依頼したという。
 同誌によると、国土安全保障省は選挙前日や当日にテロ攻撃が起きた場合に取ることができる対応策についても協議しており、選挙の延期についてもこれらの対応策と同様に真剣に検討しているという。

テロの情報をでっち上げたり、自作自演の小規模なテロ起こしたりして勝てる状況になるまでずっと選挙を延期する気じゃなかろーな…と思ってたら、同じ考えの人が居たので、思わずトラックバックさせて戴いちゃいました。

-----------------------------------------------------------------
<イラク>初の野球協会を設立 男女10チームで
 野球チームを作る案は、大学体育学科の教師や米国に住んだことがあるイラク人の間で旧政権時代からあった。しかし、国連の制裁下で道具が手に入らなかったことや、社会の閉塞(へいそく)した空気が障害になってチーム作りは進まなかった。
(中略)
大学体育学科の教師たちが中心になって高校と大学で野球をやりたい若者を募り、16〜30歳の男子104人で7チーム、女子27人で3チームの計10チームを作り今年4月28日、イラク野球協会を設立。イラク五輪委員会へも加盟した。
 米関係者からもらった道具はボール20個、グラブ20個、バット10本で、これらを10チームが共同で使う。

毎日毎日、攻撃されただの死んだのと言うニュースが続いて、俺ですら一々細かく追い掛けてないイラクですが、こんなニュースも。少しずつだけど自由と復興は進んでいるのだなと思ったり。
駐留米軍から、一般人の立ち入りが禁止された「グリーンゾーン」内で練習をしてもよいという話もあった。しかし、米政府から支援を受けているという印象を与えるとテロリストから攻撃を受ける可能性もあるため遠慮したという。

こんな風に、まだまだ難しい事(外国勢力の協力者と見なされた者への攻撃と差別に付いては改めて書きます)も有るようだけど、いずれ日本と対戦してくれると良いなぁ。ええ、勿論ケチョンケチョンにしてやりますがね、アジア野球の盟主をナメるなよ…と書いたが、イラクチームが対外試合出来る頃には、一リーグ化の影響で、日本野球めちゃくちゃ弱体化してたりして(汗)。
あ、因みに私のプロ野球改革案は、実業団チームまで含めた三部リーグでの下位二チーム入れ替え制とダブル・フランチャイズ制です。当初はキツイだろーから地方のセカンド・ホームグラウンドの試合は1/3位で最終的には五割に持っていくと。ええ、東北に野球チーム来たら本気で応援しますよ、たとえそれが日々胃が痛くなる様な試合を続けるロッテでもね(笑)。
---------------------------------------------------------------------
サウジの過激派、続々帰国 テロ画策か、イラクから
イラクで駐留米軍と戦っていたサウジアラビアのイスラム過激派が続々とサウジに帰国、サウジ政府などに対するテロ攻撃を画策していると報じた。
(中略)
 イラク情勢が安定すれば、過激派の帰国がさらに増えると懸念している。
 国際テロ組織アルカイダのサウジ国内の指導者に最近なったとされるサレハ・ウーフィ氏も、帰国前にイラクに数カ月滞在していた。
 サウジと紅海を隔てたスーダンに設立された訓練キャンプにいたサウジ人の帰国も続いているという。

―前やうしろや、右左。ここと思えば又あちら―

文部省唱歌「牛若丸」は、最後、鬼の弁慶が謝る事で終わる。
だが、星条旗を掲げて五条大橋に乗り込んだ現代の弁慶は決して謝らないだろう。そして勿論現代の牛若丸達には弁慶を従える器量もその気も無い。だから営々と五条大橋で立ち回りが続く事になるだろう。橋の上に居合わせたりそれ以外の場所の人々を、互いにたくさん、斬り殺しながら。
posted by ナナシ=ロボ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月05日

サドル師/イラク/捕虜交換

サドル師、民兵組織の解散を約束・米ABC放送
イラク暫定政府のアラウィ首相は(中略)、イラク国内で反米武装闘争を続けるイスラム教シーア派の対米強硬指導者サドル師から、民兵組織「マハディ軍」を武装解除し、解散するとの約束を取り付けたと明らかにした。
(中略)
サドル師は武装解除の条件として、自身の恩赦と「今後の政治プロセス」への参加などを求めているという。

<イラク>サドル師、暫定政府に抵抗宣言
サドル師は条件付きで暫定政府を認める考え方を示していたが、「外部から政府を批判する方が得策」と判断したとみられる。

イラクのシーア派指導者サドル師、米軍との休戦を順守する意向
イラクのイスラム教シーア派指導者サドル師は、米主導の軍隊との休戦を順守し、外国軍がイラクから離れれば、民兵を解散する意向にある。

登場当初から、ものすごー偉い宗教指導者である父親の七光り利用して人集めて、自分が成り上がりたいだけちゃうんけ、つー評は有ったけどアタリだったよーで。
まあ、精錬潔白な狂信者より欲にまみれた政治屋の方が、交渉も妥協もしやすいですからね。人もあんまし死にませんし。まー、めでたいと言って良いのではないだろーか。(2004/07/07、リンク先二点追加)続きを読む
posted by ナナシ=ロボ at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月04日

米軍に退避「命令」/マレーシア

バーレーンで退避命令=米国防総省
米国防総省は2日、国務省がバーレーンでテロ攻撃の可能性が高まっているとして退避勧告を出したことを受け、同国駐留の米軍関係者およびその家族らに退避命令を出した。

テロ警告は聞く側が鈍感になるほど出ているが、在外関係者に退避命令まで出したのは、ちょっと記憶に無い(検索しても見付からなかった)。
ひっそりと大ニュースなのかもしれない。
-------------------------------------------------------------------------------

イラク暫定政府を承認せず=マレーシア
多国籍投機筋に為替レートを食い荒らされて、アジア各国が経済危機に陥った「アジア通貨危機」の時、他の国が次々とIMF(国際通貨基金、なにかと多国籍投機筋と相性が良い)の屈辱的緊縮経済政策指導を受け入れる中、対ドルレート固定その他、アメリカに楯突く独自の荒業で乗り切ったマレーシア。当時、荒業かましたマハティールのおっさんが引退後もやってくれますな。
posted by ナナシ=ロボ at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月01日

memo:イラクの小火器

一方、こちらもハイチと似たような状況に
イラク民間人の小火器所有、抵抗活動の土壌に
フセイン政権崩壊時にイラクの民間人の手に渡った小火器は800万以上あり、これがイラク戦争後の抵抗活動の土壌となっており、今後数年中東地域を脅かす可能性がある


posted by ナナシ=ロボ at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月29日

NATO介入

<NATO>イラクへの介入は役割ではない シラク仏大統領
アフガン、NATOに必要地域への軍展開を要請
イスタンブールで行われたNATO首脳会議で28日、北部で軍民の復興チーム4組を指揮するほか、カブールに最高1000人の国際治安支援部隊(ISAF)を派遣することが決定された。これにより、アフガンへの増派は最高で2200人となる

日本の一部マスコミではイラク戦争に反対し続けた英雄扱いされているシラク=仏の見事なまでの二枚舌。
まあ、シラクがさんざっぱらブーたれたおかげで、アメリカは独占していたイラク復興事業を一部とはいえ仏独に解放せざるを得なかったわけで、自国の国益を優先する政府のあり方としてシラクはまったく正しい。けど、てきとーなところで折れてイラクを「鎮定」しとかんと、今度、飛行機あたって、バッキリいくのはエッフェル塔かもしんないですぜ、だんな。
posted by ナナシ=ロボ at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月28日

イラク/ザルカウイ

英軍が合理的選択肢 オランダ軍の後継
以前、「イラク:韓国人人質殺害(2004-06-23)」でこんな事書きましたが、英軍の方が良いのは間違いないので、まずはめでたい。戦闘と治安維持は違うし。
続きを読む
posted by ナナシ=ロボ at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月25日

イラクテロ

イラク武装勢力一斉襲撃 主権移譲を妨害 広範囲、周到に計画か
各派の連携が成ったのだとすれば状況は更に悪化なのだが、ホー・チミンやカストロ、マスードに相当する人間が見当らないのが救いか。
ほぼ同時だったので、トルコのテロも連携してるのかとビビったが、ただ単に時代遅れのバカだったよーで。
posted by ナナシ=ロボ at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月23日

イラク:韓国人人質殺害

【韓国人人質殺害】国防部HPに「復讐」注文が殺到
特に、一部ネチズンは極度の興奮状態で、テロリストだけでなく、イラク全体に対する怒りを露にしている。
(中略)
一方、金さんが拉致された直後、国防部のホームページに殺到した派兵反対の主張は、今回ほとんど見かけられなかった

韓国ネチズンつーのは、あちら版ウヨ2ちゃんねらー(幼稚な極右民族主義者)みたいな物だから、あんまり気にしなくても良いが、相変わらずあっつい事で。
ともあれ、これで韓国は撤兵は勿論、追加派兵の撤回も出来なくなった。米のぼーりゃくではなかろーなと妄想が。

実質、自衛隊を警護してくれている「オランダ軍、イラクから3月撤退」で、その後どーするべーかと思ってたけど、韓国軍にでも頼みますか。ベトナム戦争の時に「虎」「糞にまで鉄の棒が通っている本物の兵隊」と評された程、韓国歩兵は精強なのだし。「日本を守ってやってる」つー構図は、韓国人に根強く残る「民族的誇り」を満足させるだろーて、ひゃっひゃっひゃ。
posted by ナナシ=ロボ at 08:50| Comment(1) | TrackBack(0) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月16日

自衛隊、多国籍軍へ、独自指揮権維持

多国籍軍参加 「日本が自衛隊指揮」 政府基本見解、米英も了承
本題は、米「帝国本国」の了承も貰ってるし、まあ今回はこんな所が落し所であろうと思うのですが、問題はここ。
焦点の指揮権について多国籍軍の根拠となる国連安保理の新決議に明記された「アンダー・ユニファイド・コマンド」の意味を、従来訳の「統一された指揮下」でなく、「統合された司令部」と解釈。自衛隊が多国籍軍の指揮下に入るとの見方を否定した。

こういう小手先の解釈ナニガシっては、もう止めて、スパッと憲法改正して国債貢献の恒久法制定しましょうよ、ね?ホントに。
posted by ナナシ=ロボ at 17:21| Comment(1) | TrackBack(1) | イラクと周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。