土曜日に、花見に行ってきました。
ふぐすまは既に満開を過ぎてしまったという事で、少しだけ桜前線を追い掛けて宮城県柴田町の船岡城址公園へ。時代劇お好きな方はピンと来る地名かもしれません。そう、大河ドラマ化もされた山本周五郎の
「樅ノ木は残った」
の舞台であります。
ネットで開花状況を確認していて、この週末が一番の見頃だろうと当たりを付けて行ったのですが…

ド 満 開


満開も満開、これだけ咲いているのに、かなりの強風でもほとんど花が散らない、写真カラッ下手の俺でも、こんなのがほいほい撮れてしまえるつーバカ当たり。
つー事で花の画像はクリックすると大きくなります。

この週末は「柴田町さくらまつり」が行われてまして、天候も良く人出も多かったです。

ところで、この船岡城址にはスロープカーが山頂まで走ってまして、往復+山頂にある平和観音の拝観料込みで大人500円です。

乗ってみましょう、片道4分ですが。

「春には桜のトンネルを登っていく様です」とパンフレットに書いてありますが、本日は看板に偽り無し。(最後尾の席だったので画像は下りみたいですが)

頂上に着くと、ずずいと見晴らしが。遠くには太平洋も見えます。

しょぼいズームを精一杯使って太平洋を。
船岡城址は太平洋から約15kmくらいなので、見えてもおかしくはないわなと思ってたのですが、観光案内ボランティアの方の説明を聞いてビックリ。40km以上離れた仙台港が見えてるんだそーで。

頂上に生えていたモクレン。満開で桜を完全に食ってました(笑)

やたらウルセー集団が居るなと思ったら三国人でした。出てけ、このチャンコロども…と言いたい所ですが、下の広場では、なんとかソーラン大会とかやらかしてて大音量で音楽流して踊り狂ってましたので、ウルセーのは日中どっちともいう事で(苦笑)

さきほどチラリと説明した平和観音。拝観料込みとの事でしたが、入り口に誰も居らず入り放題(笑)
この観音様、像の内部を登れます。観音様の奥にシンニューしちゃう訳ですな、グヘヘ(違)

画像では良く判りませんが、小さな螺旋階段が一個だけ。しかも上に行けば行くほど狭くなるという代物で、たくさん人が登ると、「上に人いっぱいで登れませーん、少し待ってくださーい」「先に6人、降りまーす、通してくださーい」と拝観者自身が仕切らないと、どもならんのでした。しかもテッペンまで登っても、薄汚れた小さな窓が有るだけというショッパサ(苦笑)

観音様の内部のバカ落書き。子連れでこんなバカな事しくさって。晒してやる。記念スタンプの近くなので、周りはスタンプの跡だらけ(苦笑)。

口直し口直し。
さきほどのモクレンもそうですが、桜以外にも色々と咲いてました。

エンジェル・ティアーズとかいう花らしい。

スイセン畑の脇に、ヘローンという感じで一本だけ生えていた木。
「寒緋桜 中国南部・台湾・ベトナムに分布。沖縄石垣島に自生。国天然記念物」と粗末な看板が。説明が嘘でなければ、とーほぐの冬を越すのは生半かな事では難しいのではないかと思いますが、はてさて。

帰りもスロープカーで降りましょう、4分ですが。

なんだか良く判らない画像ですが、スロープカーを待っている間、彼氏の背中に指での之字とか書いてやがった熱々カップル(死語)。ネタにしたれと撮影済み画像をチェックする振りしてデジカメ構えてたのだが、気が付きやがったのか二度とやらなかった。この芸無し(無茶)

さて、冒頭で紹介した「樅ノ木は残った」のモミです。宮城県の古木50選にも選ばれ、山本周五郎の記念碑も有るんですが…実は、このモミ、樹齢100年もないんですねー(笑)。当然、原田甲斐が居た頃には有りませんでした。ただ、観光案内ボランティアの説明だと、山本周五郎は、この木を実際に見たと書いているそうです。

モミの近くから見下ろした白石川。
ここの川沿いにはずーっと桜が有りまして「一目千本桜」と呼ばれ、こちらも桜の名所です。

少し不思議だった事を。
モミに至る公園内の木だけ、この様にざんざ切りにされていました。近くで見たのですが枯れてはいないようでした。
説明ボランティアの方も「いやー、昨日来たら、こうなってて私も驚いたんですよ」と、なぜ切られたのかはご存知ないようでした。事情、知ってる方いたら教えてくだされ。
最後に、駐車場、臨時トイレの設置や車の誘導に関して地元の方々(HP等で見る限り、町職員とボランティアの様でした)の対応は、たいへん目配りの利いた素晴らしい物でした。ありがとうとお疲れ様を。

おまけ。
帰りに食べた白石名物(にしようと売り出し中の)「うーめん」。
はい、女子供はここで帰った帰った